2022年度 第13回
2023.03.10 開催
スタートアップと協創する、スマートとサステナブルの新基準
〜スマートでサステナブルな社会を実現するためのニーズを持つ企業の担当者が、スタートアップとの協業を呼びかける〜
Innovation Base Tokyoピッチ&マッチングイベント第13回の模様をレポートします。スマートでサステナブルな社会の実現に向けたニーズを持つ企業が登壇し、革新的なAIソリューションやアップサイクル、循環型消費、電気使用量の削減など、サステナビリティ領域の新たな商品・サービスの開発等をご紹介。スタートアップとの協業について語りました。
【登壇企業リスト】
日本ハム株式会社様
株式会社ビットメディア様
株式会社ユビキタスAI様
ピッチ&マッチングイベント
日本ハム株式会社様
新規事業創発への共創案の募集について
日本ハム株式会社様は、食肉加工品・乳製品・水産物の製造と販売を行っており、「たんぱく質を、もっと自由に。」のスローガンのもと、たんぱく質の可能性を広げる事業を展開しています。たんぱく質の安定調達と供給、食の多様化と健康への対応、持続可能な地球環境への貢献など、具体的な課題に対し、スタートアップ企業との共創によって、たんぱく質で次世代を創るサステナブル事業の創発を目指していると説明しました。たとえば、豚や鶏の骨、血液、鶏羽根、豚毛、食品工場の各種残渣など、従来では捨てられていたものに新しい価値を見出し、新規事業創発につなげたいと語りました。また、環境や社会問題に貢献する協業提案のほか、健康食品や化粧品、ネット通販などに対するアイディアも募集しました。
株式会社ビットメディア様
再エネ余剰電力を活用する次世代データセンター関連事業を推進するパートナーを募集
B2B向けのクラウド・サービス・プロバイダーである株式会社ビットメディア様は、再生可能エネルギーの導入によって、需要バランスを超えた余剰電力の有効活用に注目しています。再エネ余剰電力を有効活用するインフラとして、次世代のデータセンターを社会に実装していくことを掲げ、そのために大きな電力消費とワークロードの上げ下げ移動を許容するアプリケーションの開発が必要だと説明しました。これを実現するためには、パブリック・ブロックチェーンやXRレンダリング、大規模のAIモデル計算、科学技術計算などの技術活用が有望とのこと。また、大量の計算ニーズを持つ企業や、データセンターを構成するためのAI半導体、冷却技術、Kubernetes実装経験を持つスタートアップ企業と、協業・共創を目指したいと語りました。
株式会社ユビキタスAI様
ソフトウェア開発を通じたスタートアップとの共創可能性
株式会社ユビキタスAI様は、C言語を中心に高いスキルを持つエンジニアが在籍しており、製造業に必要なテクノロジーやサービスを提供しています。特に、半導体をはじめとする電子・電気機器の製造を行う大手企業を顧客に持つことのほか、海外のスタートアップ企業との協業経験もあり、これまで30社と100製品以上の連携実績があると強みを語りました。そのうえで、スタートアップ企業との共創では、株式会社ユビキタスAI様が持つ技術開発力やノウハウと、大手製造業中心の顧客基盤を生かした事業機会の創出を目指しています。具体的な例として、自社で開発しているソフトウェアとスマホアプリやクラウドサービスの連携、提携企業の技術を組み合わせた製品化、実現した製品・ソリューションの販売などを狙いたいとしました。
【イベント概要】
テーマ スタートアップと協創する、スマートとサステナブルの新基準
開催日時 2023年3月10日(金)14:00〜15:40
イベントパート開催場所 オンライン(YouTubeライブ配信)
本イベントはInnovation Base TokyoのYouTubeチャンネルでアーカイブ配信中です。 こちらでご覧ください。
VIDEO
※協業募集期間が終了している場合がございますので、ご容赦ください。