東京都

REPORT

イベントレポート

2022年度 第4回

2022.08.26 開催

スタートアップと協創する地域の未来

〜各自治体の担当者が各地域の抱える社会課題等について語る〜

企業や大学、行政などが抱えるシーズやニーズをスタートアップに向けてプレゼンテーションし、協業や連携を模索する「Innovation Base Tokyo」のピッチ&マッチングイベント。SDGsへの取り組みや、地域課題の解決に向けたDX推進のニーズなどについて各自治体の担当者が語った第4回の模様をレポートします。

【登壇自治体リスト】

  • 青森市様
  • 宇都宮市様
  • 加賀市様
  • 神戸市様

ほか、当日は松江市様が登壇し、シーズやニーズなどについて逆ピッチしました。
※上記については、アーカイブの予定はございません。ご容赦いただけますようお願い申し上げます。

ピッチ&マッチングイベント

青森市様

スタートアップと挑戦。
青森市の課題解決。

イベントのイメージ

本州最北端の県庁所在地である青森市様。世界有数の豪雪都市・低い平均寿命・観光に依存した産業構造・公共交通の衰退などの地域課題を紹介し、今年度の重点分野であるSports(スポーツ産業の活性化)、SDGs(環境対策等)、DX(地域産業のデジタル化)などで一緒に課題解決を促進してくれるスタートアップ企業を募りました。スタートアップ支援として、青森アクセラレータープログラムとAOMORI STARTUP CENTERを紹介し、地元企業の発掘育成やスタートアップの事業誘致に取り組み、青森市での事業機会の提供を行っていると述べ、青森市で挑戦する人を増やすことを目標としていると語りました。

宇都宮市様

新たな価値を生み出す
宇都宮市のオープンイノベーションチャレンジ

イベントのイメージ

栃木県の県庁所在地である宇都宮市様。開発された宇都宮駅周辺はテナントビル『Utsunomiya Terrace』のオープンと次世代型路面電車システム(LRT)『ライトライン』が全線新設され、賑わいが期待されています。現在の中心産業である製造業のほか、宇都宮市のポテンシャルを活かした新しい産業と価値創造を目指しており、スポーツ・観光・食・モビリティ・環境といった注力したい分野を説明しながら、協業を呼びかけました。CIC Tokyo内には宇都宮サテライトオフィスを設置。スタートアップ支援体制と、これまでの協業実績を紹介し「一緒に汗をかいてくれるシード期・アーリー初期のスタートアップ企業とウィンウィンの関係を築ければ」と語りました。

加賀市様

消滅可能性都市「加賀市」の挑戦

イベントのイメージ

東京をはじめ関西や中京圏からもアクセスがしやすい位置にある加賀市様の現在の人口は約6万4000人。1990年の約8万人から減少の一途をたどっており、日本創生会議から「消滅可能性都市」のひとつと指摘されています。主要産業である観光業はコロナ禍で大きな打撃を受け、多くの課題を抱えた現状を、危機感とともに訴えました。挑戦可能性都市への転換を目標に、国家戦略特区に選ばれたことを契機として、先端技術実装の場に加賀市を利用するメリットを、実証事業の事例とともに説明。小さい都市ながら職員の熱意は唯一無二である加賀市と、一緒に挑戦してほしいと協業を呼びかけました。

神戸市様

神戸市のイノベーション創出の取組

イベントのイメージ

2016年よりスタートアップ支援事業を開始し、のべ500社以上を支援している神戸市様。スタートアップと市職員が協働して自治体課題の解決を目指す実証プロジェクトUrban Inovation KOBEでは、さまざまな課題に取り組んだ実績を紹介。2022年度のピックアップ課題である「長田の熱いコミュニティ同士の交流と、新参者の参加を活性化する仕組みを作りたい!」・「東京圏で神戸ファンを増やしたい!デジタル技術を活用した自治体ファンベースマーケティング実証」について説明し、神戸市の魅力を伝え、東京圏への人材流出を防ぎながら、神戸とつながる仕掛け作りの展望を語りました。

【イベント概要】

テーマ
スタートアップと協創する地域の未来

開催日時
2022年8月26日(金)14:00〜16:15

イベントパート開催場所
オンライン(YouTubeライブ配信)

本イベントはInnovation Base TokyoのYouTubeチャンネルでアーカイブ配信中です。
こちらでご覧ください。

※協業募集期間が終了している場合がございますので、ご容赦ください。