2022年度 第3回
2022.07.28 開催
DXが推し進める新しい製造業界
〜製造業の企業が自社のシーズやニーズを語る〜
企業や大学、行政などが抱えるシーズやニーズをスタートアップに向けてプレゼンテーションし、協業や連携を模索する「Innovation Base Tokyo」のピッチ&マッチングイベント。DXを推進する製造業の企業などが自社のシーズやニーズについて語った第3回の模様をレポートします。
2022年度 第3回
2022.07.28 開催
企業や大学、行政などが抱えるシーズやニーズをスタートアップに向けてプレゼンテーションし、協業や連携を模索する「Innovation Base Tokyo」のピッチ&マッチングイベント。DXを推進する製造業の企業などが自社のシーズやニーズについて語った第3回の模様をレポートします。
日本初のオイルシールメーカーとして、国内シェア7割、世界でも半分のシェアを誇るNOK株式会社様。2017年より新規事業推進のための部署を立ち上げ、これまで培ってきたコア技術を融合し、新規事業の開発を行っているとのこと。特に次世代モビリティ・環境エネルギー・情報通信・ライフサイエンスを注目事業として開発を行っており、今回は血液と脳波に関する生体情報を取得する技術に関して紹介をしました。企業や大学と共同研究でブレインテック分野による社会課題の解決に取り組んでおり、アプリケーションを展開していくアイデアをスタートアップ企業から募りたいと述べました。
スタートアップ企業として約30年前に立ち上がったスカパーJSAT様。“未知を価値に”というスローガンの下、あらゆるデータを解析し、新たな文脈における産業や文化の創造に取り組んでいると述べるとともに、地球観測技術である光学撮影や衛星画像などの解説と、それらの技術を用いた災害時における浸水域把握ソリューション、地盤変動などを高精度で計測する技術の説明をしました。衛星データとオープンデータを掛け合わせることで、事前に災害などを察知するエコシステムを作りたいと考えるスカパーJSAT様は、データ解析に興味があるスタートアップ企業や、「HEADゲーム」思考の人材を求めていると話しました。
“お客様にとってのナンバーワンの安心・安全・健康のソリューション・サービスプロバイダー”を目指すSOMPOリスクマネジメント株式会社様。企業を取り巻くリスクは増加の一途をたどる一方で、企業としては何から手をつけたらいいのかわからないという実情を述べるとともに、リスクの洗い出しから算定、評価、対策実施というリスクマネジメントのプロセスを紹介。次々と現れる新たなリスクや既存の手法では太刀打ちできないリスクなどの課題に対して、スタートアップ企業のアイデアに期待するとし、既存サービスの進化やメガトレンドにおける新たなリスクのビジネスアイデアを求めていると語りました。
エネルギー・情報通信製品、エレクトロニクス製品、自動車事業、不動産など多くの事業を、日本をはじめ世界各地に工場設備を保有してグローバル展開する株式会社フジクラ様。2017年に掲げた『2030年ビジョン』では、Advanced Communication分野・Energy&Industry分野・Mobility分野・Life Assistance分野の事業領域において、ソリューションの提供による社会の課題解決や、オープンイノベーションを通じた新たな価値を創出すると述べ、これらの領域において最先端の技術や新たなデバイスを保有するスタートアップ企業とディスカッションから始めていきたいと語りました。
電子部品を製造販売する太陽誘電株式会社様。受動部品と呼ばれる製品をメインに取り扱い、情報インフラ・産業機器、自動車、通信機器などに幅広く搭載されていると語りました。電圧をかけることで部品が伸縮する機能を持つ圧電アクチュエーターを用いた音響・触覚デバイスでリアルな実感のある世界を共創していきたいと話す太陽誘電株式会社様は、開発事例として既存機器の操作感を高める機能を実装したデバイスの試作品などを紹介し、新しいデバイスアイデアを持ったスタートアップ企業や、デバイスのビジュアル表現強化を担うグラフィック系スタートアップ企業との協業を考えていると語りました。
テーマ
DXが推し進める新しい製造業界
開催日時
2022年7月28日(木)14:00〜16:15
イベントパート開催場所
オンライン(YouTubeライブ配信)
※協業募集期間が終了している場合がございますので、ご容赦ください。