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イベントレポート

【第8回|2月1日】スタートアップと協創する地域の未来・イベントレポート

〜各自治体の産業振興・創業支援等の担当者が各地域の抱える社会課題等について語る〜

企業や大学、行政などが抱えるシーズやニーズをスタートアップに向けてプレゼンテーションし、協業や連携を模索する『Innovation Base Tokyo』のピッチ&マッチングイベント。今回は、各自治体の産業振興・創業支援等の担当者が各地域の抱える社会課題等について語りました。

【登壇自治体リスト】

  • 栃木県
  • 宇都宮市
  • 群馬県
  • 大田区
  • 長野県
  • 京都府

ピッチ&マッチングイベント

栃木県

栃木県のイノベーション施策の御紹介〜とちぎデジタルハブ〜

イベントのイメージ

グルメ・観光のほか、屈指のものづくり県でもある栃木県からは、イノベーション施策・とちぎデジタルハブが紹介されました。特徴は課題先行型であるということ。ウェブサイト上に投稿されたさまざまな課題に対して、解決の技術やアイデアをもらう仕組みであり、やりとりの中で本質的な課題や切り口が見えてくることがあり、解決に向けた議論をブラッシュアップしていくことができると語りました。また今後はソリューション先行型の形も検討し、解決方法からニーズを探ることも追求していきたいと述べ、ぜひご参加をと呼びかけました。

宇都宮市

宇都宮市が目指す都市構造・ネットワーク型コンパクトシティ(NCC)の形成

イベントのイメージ

北関東に広い商圏を持つ宇都宮市が目指す都市構造はネットワーク型コンパクトシティ。市内の各拠点を結ぶ次世代型路面電車システム(LRT)が新設工事中で、各エリアでは自動運転車両や顔認証の他さまざまな実証実験が行われており、挑戦できる場所と機会を提供していることを説明しました。その入口として、実証実験事業を審査・採択するUスマート推進協議会、行政課題に対応する連携事業を創出する仕組みや、公民連携デスク、スタートアップ企業を支援する宇都宮アクセラレーター、東京虎ノ門に開設した宇都宮サテライトオフィスなどを紹介しながら、密接に伴走していきたいという想いを述べ、アクセスを呼びかけました。

群馬県

群馬県が始めたスタートアップ支援と官民共創

イベントのイメージ

温泉で有名な観光県・群馬県からは、県庁内に設置した官民共創スペース『NETSUGEN』を拠点としたスタートアップ支援事業が紹介されました。熱(パッション)とアイデアの源、”熱源”が由来であり、イノベーション創出の中心地となっているとのこと。イベントスペースでは定期的にピッチイベントを開催。県内外問わず広くスタートアップ企業が登壇しており、事業展開事例を示しながら次回の参加を呼びかけました。また『RAITO』ぐんまスタートアップアクセラレーションプログラムとそこから派生したマッチングセミナー、県側から課題を提案する逆ピッチのイベント、官民共創ピッチについても紹介しました。

大田区

PiO PARK@HANEDA あそびの最前線を切り拓く

イベントのイメージ

羽田空港から世界へつながる大田区。空港に隣接する新産業創造・発信拠点『HANEDA INNOVATION CITY』と、その中に構えた共創空間『PiO PARK』を紹介しました。同施設は、先端産業と文化産業の2本を柱としており、先端産業ではすでに企業による実証実験が日々行われているとのこと。総面積1,000平米の『PiO PARK』はスタートアップや大手・中堅企業、公的機関の交流空間。大田区産業振興協会メンバーも常駐しており、すぐに区内企業へつなぐことが可能とのこと。オンラインコミュニティ『OTAデジタル×PiO』からも発注の相談が可能な環境が整っていることを説明し、登録を呼びかけました。

長野県

創業の第一歩は信州で!!

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移住したい県1位に選ばれ続ける自然豊かな長野県。首都圏からのアクセスも良好であるため、早い段階からワーケーション施策に取り組んでいたとのこと。信州ITバレー構想や、ICT産業立地助成金を紹介しながら、事業拠点もぜひ長野でと語りました。スタートアップ企業向けとして、専門家による相談やセミナー、信州アクセラレーションプログラムなど、信州スタートアップステーションを拠点とした支援策を紹介しました。資金面では減税制度・助成金のほか、『信州スタートアップ・承継支援ファンド』を設立予定。長野県で育つ企業を支えていきたいと想いを語りました。

京都府

起業するなら京都 京都府におけるスタートアップ連携による社会課題解決の取組~京都が目指す社会の実現に向けて~

イベントのイメージ

全国有数の観光地である京都府は、学生・研究者数、研究開発型のスタートアップが多いのが特徴とのこと。けいはんな学研都市を拠点とした支援のもと、新しい未来都市形成に向けて連携を求めました。プレゼンテーションでは、オープンデータから社会課題を可視化するイベント『KYOTO DX HACK2022』と、課題解決に向けてデータ集積から開発、社会実装までを目指す『京都ビッグデータ活用プラットフォーム』、そして構想中である『アート&テクノロジーヴィレッジ(仮称)』という3つの拠点の新設を説明。それぞれの連携ニーズへの賛同を募りました。

【イベント概要】

テーマ
スタートアップと協創する地域の未来・イベントレポート

開催日時
2022年2月1日(火)14:00〜16:30イベントパート開催場所
オンライン(YouTubeライブ配信)

本イベントはInnovation Base TokyoのYouTubeチャンネルでアーカイブ配信中です。
こちらでご覧ください。

※協業募集期間が終了している場合がございますので、ご容赦ください。