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イベントレポート

【第7回|1月18日】ヘルスケアとハピネスの未来・イベントレポート

〜ヘルスケア領域や暮らしをより豊かにするサービスや商品を提供する事業会社が、自社のシーズやニーズについて語る〜

企業や大学、行政などが抱えるシーズやニーズをスタートアップに向けてプレゼンテーションし、協業や連携を模索する『Innovation Base Tokyo』のピッチ&マッチングイベント。
今回は、ヘルスケア領域や暮らしをより豊かにするサービスや商品を提供する事業会社が、自社のシーズやニーズについて語りました。

【登壇企業リスト】

  • NOK株式会社様
  • 株式会社コーセー様
  • シミック株式会社様
  • デリカフーズ株式会社様

ピッチ&マッチングイベント

NOK株式会社様

新商品の活用用途を一緒に考えませんか?

イベントのイメージ

日本発のオイルシールメーカーとして創業したNOK株式会社様。既存事業で培った基盤技術を活かして注目領域に参入するための事業開発を推進している同社は、ライフサイエンス分野において『新素材』と『介護DX』の2つのプロジェクトを発表しました。
屈折率が水と同じ透明新素材『MEXFLON(メックスフロン)』を開発した同社は、この新素材を再生医療分野などでの応用に挑戦していると説明し、活用方法を一緒に考えてくれるパートナーを探していると語りました。
また介護現場における人材コストの軽減や満足度の向上を目指して、センサー技術を用いた排尿検知センサーや、介護記録の自動化などの施策を開発。導入検討施設やシステム連携先を模索中とのことでした。

株式会社コーセー様

お客様の「一人ひとりのきれい」を実現する

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創業75周年を迎えた化粧品の製造販売を行う株式会社コーセー様は、社内オープンイノベーションプログラムを毎年実施しており、その中でスタートアップ企業との協業が実現していると説明。ハイブリッド量子コンピューティング技術を応用した化粧品の研究開発と、実証実験を繰り返して製品化した日焼け止めの事例を紹介しました。
協業を行う上でのテーマ発表では、化粧品という手段だけではない、幅広い価値の提供でお客様の美と健康に貢献できるような領域の技術開発や、国内外でまだ進出できていない販路や地域の開拓と貢献、独自の形で実現するサステナビリティ事業の3つを説明し、協業する中でお客様にどんな貢献と価値を提供できるのかを一緒に考えていくパートナーを求めていると語りました。

シミック株式会社様

ヘルスケア分野に革新をもたらす人材リスキリング

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医薬品の開発および製造・販売により医薬品開発の支援機関として事業を展開するシミック株式会社様では、ヘルスケアの多様なニーズに応えるプロフェッショナルを育成する社内認定制度『ヘルスケアプロフェッショナル認定』を策定。医療・ヘルスケア領域での事業価値を生み、現場で試行錯誤しながら課題に寄り添って解決する人財を育てることで、スタートアップ企業や自治体との協創や協業が実現すると説明しました。事例としてPCR検査やワクチン接種のデータ管理、職域接種のサポートを挙げ、今後は自治体が掲げる健康ヘルスケアという文脈の政策に同社の人財が活かせると語りました。
また医療分野における医療と移動という課題において、同社ではプロフェッショナル人財のスキルとスタートアップ企業のアイデアにより、課題解決に向けたプログラムを立ち上げていく方向性もあり得ると述べました。

デリカフーズ株式会社様

デリカスコア(野菜品質評価指標)に基づく野菜消費拡大と健康増進における技術ニーズ

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デリカフーズ株式会社様からは、野菜の消費拡大と健康増進を進める上で必要となる技術ニーズのご提案がありました。野菜の専門商社として、仕入れから物流、加工までをワンストップで行う同社では、野菜の品質を評価する指標を大きく4つの項目、中身成分・流通・栽培・安全に分類し、多様化した消費者ニーズの把握とそれに合致した生産供給モデルを構築していると語りました。
特に中身成分と鮮度で野菜の健康効果を語ることが理にかなっているとして、野菜鮮度の指標の数値化と非破壊計測技術や、ヒト体内の抗酸化力を非侵襲で測定できる技術を有するパートナーを求めているとのことでした。

【イベント概要】

テーマ
ヘルスケアとハピネスの未来

開催日時
2022年1月18日(火)14:00〜16:00

イベントパート開催場所
オンライン(YouTubeライブ配信)

本イベントはInnovation Base TokyoのYouTubeチャンネルでアーカイブ配信中です。
こちらでご覧ください。

※協業募集期間が終了している場合がございますので、ご容赦ください。