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イベントレポート

【第4回|10月29日】SDGsを考える。脱炭素社会で目指したいこと・イベントレポート

〜SDGsに取り組む企業や組織が自社のシーズやニーズを語る〜

企業や大学、行政などが抱えるシーズやニーズをスタートアップに向けてプレゼンテーションし、協業や連携を模索する『Innovation Base Tokyo』のピッチ&マッチングイベント。第4回となる今回は、脱炭素社会の実現など、SDGsに取り組む企業が自社のシーズやニーズについて語りました。

【登壇企業リスト】

  • 旭化成株式会社様
  • 武蔵精密工業株式会社様
  • 大阪ガス株式会社様
  • 独立行政法人国際協力機構(JICA)様

ピッチ&マッチングイベント

旭化成株式会社様

豊富な領域で、多くの新規事業創出を目指す

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ベンチャー企業への投資を通して最先端技術やビジネスの獲得、ベンチャー企業を活用した新事業創出を目的としたCVC活動を10年ほど前から始めている旭化成株式会社様は、事業体が広範囲であるため、さまざまな領域にフォーカスしていると語ります。住宅領域における建設現場のデジタル化で生産性を向上させる技術や、IoT分野では自社センサー事業と親和性の高いユニークなセンサー技術、センサーを用いて得たデータの活用にも興味があると言う同社。製造メーカーとして、工場で働く人をつなぐコネクテッドワーカーの領域、リサイクル技術、ヘルスケア分野など広い領域でイノベーションを一緒に誘発するベンチャー企業や技術に興味を抱いていると語りました。

武蔵精密工業株式会社様

『Musashiグリーン戦略』で、カーボンニュートラルの実現へ

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自動車・汎用機器などの部品製造・販売を行う武蔵精密工業株式会社様は、世界14カ国35拠点でグローバルな企業活動に取り組み、独創的なユニーク技術と一貫生産体制による高品質・低コストを実現。コア技術で培った基盤を活用して、モビリティ、エナジー、インダストリー、ウエルビーイングの各領域で新規事業を展開したいと語ります。同社はスタートアップ企業とのシナジー効果で新しい価値を創出し、カーボンニュートラルの実現に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)プロジェクトで、“グリーンを価値に変える”取り組みを、共に挑戦する仲間を求めていると語りました。

大阪ガス株式会社様

スタートアップ企業との協業で、公共インフラ×イノベーションを

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『ぐっとそばで、ぐぐっとミライ』をキャッチフレーズに、関西圏のガス・水道・電気など公共インフラを担当する大阪ガス株式会社様。大阪ガスグループ各社からの技術リクエストを引き受ける部署・オープンイノベーション室からSDGsに関するニーズとスタートアップ企業の募集をお知らせしました。その内容は水素時代を迎える上での水素燃料の厨房機器への活用・水処理過程でリアルタイムに測定出来ない水質項目の測定ができるIoTセンサー・冷媒再生技術など多岐に渡りました。2020年は124社のスタートアップ企業から提案を受け、9社と協業を始めているとオープンイノベーションの状況を報告しました。

独立行政法人国際協力機構(JICA)様

途上国の課題解決を日本企業とともに支援

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JICA海外協力隊で有名なボランティア事業や技術協力、資金協力、企業との連携事業によって途上国開発を支援している独立行政法人国際協力機構(JICA)様は、海外に約100ヶ所の拠点と60年間以上に亘り取り組んできた国際協力の経験によって、途上国との信頼関係やネットワーク、人材や情報の強みを活かし、日本企業が持つ製品や技術、アイデアを用いて、途上国の社会課題を解決をしていきたいと語りました。
JICAが取り組んでいる民間企業との連携事業の大きな柱のひとつが民間企業提案型の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」であり、DXやスタートアップからの革新的なビジネス企画提案を歓迎していると言います。また低炭素社会に向けた取り組みとして気候変動対策についても積極的にアプローチしていくと語りました。

【イベント概要】

テーマ
SDGsを考える。脱炭素社会で目指したいこと

開催日時
2021年10月29日(金)14:00〜16:30

イベントパート開催場所
オンライン(YouTubeライブ配信)

本イベントはInnovation Base TokyoのYouTubeチャンネルでアーカイブ配信中です。
こちらでご覧ください。

※協業募集期間が終了している場合がございますので、ご容赦ください。